男性の同意なく凍結卵移植と提訴 元妻とクリニックに賠償請求 

 凍結保存中だった受精卵の移植に男性側の同意があるか十分に確認せず、別居中だった元妻に移植したのは違法だとして、東京都内に住む40代の男性が14日、東京都渋谷区のクリニックと男性院長、元妻に計2千万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した。

 男性は元妻が移植の同意書に男性の署名を代筆していたとして、昨年1月に生まれた長女との間に父子関係がないことの確認を求めて昨年12月に大阪家裁へ提訴しており、審理が続いている。今年11月に協議離婚が成立した。

 訴状によると、男性と元妻は2014年4月から別居。元妻は15年4月の凍結卵移植を経て妊娠、出産した。


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