「電子ごみ」再利用20% 国連、16年廃棄4千万トン 

 【ジュネーブ共同】国連専門機関の国際電気通信連合(ITU)は13日、2016年に世界で廃棄されたコンピューターや携帯電話、家庭用電子機器などの「電子ごみ」は推計4470万トンで、このうち回収しリサイクルされたのは約20%にとどまるとの報告書を発表した。

 スマートフォンなどの普及に伴い、電子ごみは世界的に増加傾向にあり、21年には5220万トンに達すると予測した。

 電子ごみは鉛や水銀、カドミウムなどの有害物質を含んでいることがあり、廃棄の過程で環境や人体に悪影響を与えることが懸念される。ITUは各国に電子ごみの廃棄規制とリサイクルの強化を求めた。


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