18年度予算97兆円台後半 政府調整、6年連続最大 

財務省

 政府は13日、2018年度予算案の一般会計総額を97兆円台後半とする方向で調整に入った。6年連続で過去最大を更新する。地方交付税は17年度から減額するものの、社会保障費が33兆円程度に膨張する見通しだ。税収が1兆円前後伸びると見込むため、国債の新規発行額は34兆円程度と17年度を下回る水準に抑える方向で検討する。

 各省庁の重要テーマを18日に閣僚間で折衝し、与党とも協議した上で政府案を取りまとめ、22日に閣議決定する。

 17年度予算の総額は97兆4547億円。18年度は社会保障費が5千億円程度増加するほか、防衛費が5兆2千億円程度に膨らみ増加要因となる。


  • LINEで送る