天皇陛下の退位期日の政令公布 政府「19年4月30日」 

 政府は13日午前、天皇陛下の退位日を「2019年4月30日」と定める政令を公布した。13日付の官報に掲載された。退位翌日の5月1日に皇太子さまが新天皇に即位し、改元となる。現行憲法下で初めてとなる退位が円滑に実施されるよう万全を期す。菅義偉官房長官がトップの準備組織を来年1月に設置し、儀式の在り方などについて検討を本格化させる。

 政府は8日の閣議で、退位日を定める政令を決定した。天皇退位は1817年の光格天皇以来、約200年ぶりとなる。退位儀式を巡っては、宮内庁を中心に過去の文献を調べている。内容や位置付けを含め、現行憲法とどう整合させるかも焦点となる。


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