地理院、スマホ情報で登山道修正 地形図に反映 

登山者のスマートフォンの位置情報を地形図の登山道修正に利用するための協定を締結した、(左から)ヤマレコの的場一峰社長、国土地理院の村上広史院長、ヤマップの春山慶彦社長=12日、茨城県つくば市の国土地理院

 登山者のスマートフォンの位置情報を地形図の登山道修正に利用しようと、国土地理院(茨城県つくば市)は12日、登山者向けのスマホ用アプリを提供する2社と協定を締結した。登山者が実際に歩いた道筋を集めた「ビッグデータ」の提供を受け、地形図に反映することで「遭難を防ぎ、安全で安心な登山に役立てたい」としている。

 2社は、いずれも登山者同士が情報を共有するアプリを提供し、会員数約30万人の「ヤマレコ」(長野県松本市)と約50万人の「ヤマップ」(福岡市)。衛星利用測位システム(GPS)による登山経路の記録を個人情報に配慮しながら、国土地理院に提供する。


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