性的被害告発は「偽ニュース」 米、わいせつ疑惑候補が怪気炎 

11日、米アラバマ州の集会に参加した、連邦上院補選の共和党候補ロイ・ムーア氏を支持する女性(共同)

 【ドーサン共同】性的被害の告発は「偽ニュース」―。未成年へのわいせつ疑惑の渦中にある米アラバマ州連邦上院補選の共和党候補ロイ・ムーア氏は11日夜、選挙前の最後の集会で怪気炎を上げた。トランプ政権を去ったバノン前首席戦略官兼上級顧問も駆けつけ、ムーア氏を批判する党主流派らをこき下ろした。

 州南東部ドーサン近郊。登壇したムーア氏は一連の疑惑を、非主流派の排除を狙うワシントンの政治勢力やメディアの陰謀だと改めて主張した。「アラバマは固有の権利を守る。外部に指図されない」と呼び掛けると、歓声が湧き起こった。


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