ペンス米副大統領、会談を断念 パレスチナ議長側が拒絶 

 【ワシントン共同】ペンス米副大統領の報道官は10日の声明で、今月後半に予定するペンス氏の中東訪問について、パレスチナ自治政府のアッバス議長が会談を拒絶したことを認め、会談断念を事実上確認した。アッバス氏は、米国がエルサレムをイスラエルの首都と認定したことに反発していた。

 ペンス氏の報道官は「パレスチナ自治政府が対話の機会から遠ざかろうとしているのは不幸なことだ」と述べた。

 アッバス氏は「和平に向けた全ての努力を台無しにした」とトランプ政権を非難。パレスチナ高官は7日、会談するつもりはないと述べていた。


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