日欧協定発効、英離脱前に 交渉官「見通し高まった」 

 【ブリュッセル共同】日本と欧州連合(EU)による経済連携協定(EPA)交渉の鈴木庸一首席交渉官は8日、交渉妥結で「英国のEU離脱前に協定を発効できる見通しがかなり高まった」と述べた。英国は2019年3月末の離脱を予定。EPA発効も19年の早い段階を目指している。

 首席交渉官会合を行っていたベルギー・ブリュッセルで日本の記者団に語った。英離脱後のEPAの扱いに関しては「必要に応じて見直すと規定した」と説明。交渉は英国を含めたEUと行ってきたため、「発効前に離脱したら話がややこしくなっていた。透明性が高まった」と指摘した。


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