ロシア北極圏でLNG生産 アジア、欧州へ輸出 

ロシア北部サベッタの天然ガス大手ノバテクの液化天然ガス(LNG)生産設備。極夜のため、昼間でも暗い=8日(共同)

 【サベッタ共同】ロシア天然ガス大手ノバテクが北極圏のロシア北部ヤマル半島で進める天然ガス開発で、液化天然ガス(LNG)生産がこのほど始まり、砕氷タンカーへの初の積み出しに合わせた式典が8日、ヤマロ・ネネツ自治管区のサベッタで行われた。北極海航路を通じてアジアや欧州に輸出される。

 式典にはプーチン大統領やサウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相らが参加。プーチン氏は演説で「ガス採掘の面だけでなく、北極や北極海航路の開発にとっても極めて重要な出来事だ」と強調した。

 開発は「ヤマルLNG」と呼ばれるプロジェクトで、LNG生産は今月5日に開始。


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