パーキンソン病で遺伝子欠損確認 一部患者に、創薬期待 

パーキンソン病発症のメカニズム

 山形大医学部の研究チームは26日までに、神経難病パーキンソン病の一部患者に、細胞核に存在する「ミドノリン」という遺伝子の欠損があることを確認したと明らかにした。発症原因の一つになっている可能性があり、小原祐太郎准教授(薬理学)は「分子レベルでメカニズムを解明し、創薬のきっかけにしたい」としている。

 研究チームによると、手足の震えなどが起きるパーキンソン病は約千人に1人の割合で発症。親やきょうだいに患者がいない「孤発性」といわれるタイプは、複数の発症原因があると考えられているが、詳しくは分かっていない。


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