新聞活用で学びを身近に 京都でNIE学会開幕 

 学校の授業で新聞を活用するNIE(教育に新聞を)に関する研究成果を話し合う日本NIE学会が25日、京都府宇治市の京都文教大で始まった。「地域連携とNIEの可能性」をテーマに、26日まで研究者や教育関係者が意見を交わす。

 この日はシンポジウムがあり、地元紙をはじめとする新聞と教育現場の協力体制や、学校教育の中で新聞が果たすべき役割などについて議論。元神戸新聞記者で、府内の公立中教諭宮沢之祐さんは「子どもにとって、教科書は遠くの出来事に感じてしまう」と指摘。より生徒に身近な地元市議会で予算案が可決される過程を、新聞を使って教えた例を紹介した。


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