山口線でSL「デゴイチ」復活 44年ぶり運行 

蒸気機関車D51形がJR山口線で44年ぶりに復活し、JR新山口駅の一日駅長に就任した俳優の六角精児さん=25日午前

 「デゴイチ」の愛称で親しまれる蒸気機関車(SL)D51形が25日、JR山口線で44年ぶりに復活し、山口市の新山口駅で記念式典が開かれた。鉄道ファンや家族連れ約800人が集まり、煙を吐きながら出発する様子を写真に収めていた。

 式典には鉄道好きとして知られる俳優の六角精児さんが出席。一日駅長に就任して「D51も新しい客車も素晴らしい。ここに居合わせて幸せです」とあいさつし、新山口駅長と共に出発合図をした。

 D51形は1951年から山口線で運行。73年にSLが廃止され、引退した。今後は観光列車「SLやまぐち号」として、C57形などとともに運行を続ける予定。


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