前韓国高官の逮捕状請求を棄却 地裁「争いの余地ある」 

逮捕状請求が棄却され、ソウル拘置所を出る田炳憲氏=25日(聯合=共同)

 【ソウル共同】ソウル中央地裁は25日、収賄などの疑いが持たれた韓国大統領府の田炳憲・前政務首席秘書官(19日付で辞任)に対する逮捕状請求を「犯罪への関与に争いの余地がある」などとして棄却した。聯合ニュースが報じた。

 聯合などによると、田氏は国会議員だった2015年7月、テレビショッピング大手「ロッテホームショッピング」に、自身が名誉会長を務めていた業界団体への後援金名目で3億3千万ウォン(約3300万円)を拠出させた疑いなどが持たれていた。

 ロッテは当時、チャンネル使用再認可を求めており、田氏は国会で放送業界の監督行政を担当する委員会に所属していた。


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