米、イラン核合意の履行継続 IAEA理事会、資金新たに拠出 

 【ウィーン共同】国際原子力機関(IAEA)の定例理事会が23日開かれ、在ウィーン国際機関米政府代表部のシャンペイン臨時代理大使は、欧米などとイランが交わした核合意の履行を続けるとし、IAEAによるイランの履行検証のために100万ドル(約1億1千万円)を新たに拠出すると表明した。

 核合意について、トランプ米大統領は10月、国益にかなわないとの判断を示した。合意に基づき解除した米制裁を再発動するかどうか議会が12月中旬までに判断することになっており、国際社会は懸念を強めているが、合意は当面履行する姿勢を示した。


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