工場ごとベルギーワッフル焼ける 首都ににおい充満、けが人なし 

 【ブリュッセル共同】ベルギーの首都ブリュッセルで23日、同国名物のワッフルを製造する工場がほぼ全焼した。死傷者はいなかったが、黒煙とワッフルの焦げたにおいが市内に広がり、煙が鉄道線路を覆ったため、ロンドンやパリなどに向かう列車を含め、多数に遅れが出た。

 欧州メディアは「極めてベルギーらしい出来事」だと報じた。

 出火原因は、ワッフルを焼くオーブンを冷却する装置が機能せず、過熱したためだとされる。

 煙は工場から約6キロ離れた場所まで広がった。地元警察は市民に煙を吸わないよう建物の中などにとどまり、家屋の窓は閉めるよう呼び掛けた。


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