パラオ沖の漁船転覆、調査継続 7人全員無事に那覇漁協安堵 

 パラオ諸島沖で那覇地区漁業協同組合所属のマグロはえ縄漁船「第1漁徳丸」が転覆した事故で、第11管区海上保安本部(那覇)は23日、衝突した相手船の調査を当面続ける方針を明らかにした。日本とインドネシアの乗組員7人全員の無事が確認され、同漁協の山内得信組合長(60)は「必ず生きていると信じ、祈っていた」と安堵していた。

 11管本部によると、乗組員は22日夕にフィリピンの港へ入り、ホテルに宿泊中。船長の玉城正彦さん(62)は「別の船に衝突された。相手船が7人全員を救助した」と説明しているという。11管本部は、詳しい衝突状況や相手船の船名を調べている。


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