2017年11月22日 23:26 | 無料公開
【ロンドン共同】英国のハモンド財務相は22日、2019年3月の欧州連合(EU)離脱に備え、今後2年間で30億ポンド(約4400億円)を追加で用意すると表明した。電気自動車(EV)や人工知能(AI)にも資金を重点的に配分。離脱に伴う景気減速からの脱却を目指し、最先端産業の育成を急ぐ方針だ。 ハモンド氏はこの日、議会で18年度予算案の概要を発表した。英政府は30億ポンドの使途について「国境管理や将来の入国管理システム、(EUなどとの)新たな貿易関係の準備」に充てると説明した。離脱関連ではこれまでに約7億ポンドを計上していた。