暴力団「あいさつ料に4千万円」 工藤会脱税の裁判で業者側証言 

 特定危険指定暴力団工藤会(北九州市)の上納金を巡り、約3億2千万円を脱税したとして、所得税法違反罪に問われた同会トップの総裁野村悟被告(71)の公判が22日、福岡地裁(足立勉裁判長)であった。パチンコ業者の関係者が検察側証人として出廷し「新規出店の際、男にあいさつ料として4千万円を支払った」と証言した。

 別の証人によると、この男は当時、工藤会の関係者で、同会系組長からの依頼で業者側と交渉していた。


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