2017年11月21日 20:30 | 無料公開
使用済み核燃料プールからの燃料取り出しに向け、準備作業が続く東京電力福島第1原発3号機の原子炉建屋=21日午後(共同通信社ヘリから)
経済産業省は21日、使用済み核燃料プールからの燃料取り出しに向け準備作業が続く東京電力福島第1原発3号機の原子炉建屋最上階を報道陣に公開した。本年度中に機器の設置を完了し、来年秋の取り出し開始を目指している。
3号機の原子炉建屋は水素爆発で損傷し、最上階のプールには燃料566体が残されている。プール付近の放射線は毎時約700マイクロシーベルトと高く、公開は約15分間に制限された。
東電は放射性物質の飛散などを防ぐため、地上約35メートルの建屋上部にドーム型の屋根カバーを設置中だ。