韓国初の液状化確認か 南東部地震、調査へ 

地震で外壁に亀裂が入ったマンション=18日、韓国南東部浦項(聯合=共同)

 【ソウル共同】韓国南東部の浦項近郊で15日にマグニチュード(M)5・4の地震が起きた際、水分を含む砂質の地盤が一時的に液体のようになる「液状化」が起きたとみられることが分かり、韓国気象庁が20日までに調査を始めた。韓国で液状化が確認されれば、1978年の地震観測開始以降で初めてとなる。

 韓国政府は20日、浦項を「特別災害地域」に指定した。京郷新聞によると、釜山大の研究チームは震源地の半径2キロ圏内で泥水が地中から噴き出した痕跡を100カ所余り確認。周辺は田畑が多く、マンション1棟が傾いたという。液状化が原因の可能性があるとみられる。


  • LINEで送る