「極刑望む」と父親陳述、沖縄 女性殺害の裁判員裁判 

 沖縄県うるま市で昨年4月、女性会社員=当時(20)=を暴行し殺害したとして、殺人などの罪に問われた元米海兵隊員で軍属だったケネス・シンザト被告(33)の裁判員裁判が17日、那覇地裁(柴田寿宏裁判長)であった。女性の父親は被害者参加制度を使い「被告を許すことはできず、極刑を望みます」と意見を述べた。

 父親は証言台の前で「一人娘を失った悲しみ、苦しみ、憎しみ、怒りがある。命をもって償ってください」と訴えた。

 母親の意見は、代理人弁護士が代読した。事件から1年半が過ぎても心の整理がつかないとし「私の心は地獄の中で生きてます」とした。


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