アバさん「定住者」への変更申請 仙台で治療中のネパール人高校生 

宮城県庁で記者会見するドゥワディ・アバさん=16日午後

 治療目的で「特定活動」の在留資格を取得し、東北大病院(仙台市)で治療中のネパール人の高校生ドゥワディ・アバさん(18)=仙台市=と家族が16日、国内での就労が認められる「定住者」への資格変更を仙台入国管理局に申請した。支援に頼らず、働きながら日本で治療を継続することを目指している。

 腸がねじれて壊死した腸管を摘出する手術をネパールで受けたアバさんは、高度な医療処置を受けるため2007年に両親、弟と共に来日。東北大病院でも手術したが、栄養が十分吸収できないため、食事管理をしながら静脈から輸液を注入して栄養を補給する治療を続けている。


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