新潟県中越地震から13年 被災の記憶「次世代に」 

新潟県中越地震の犠牲者の慰霊碑に手を合わせる住民=23日午後、新潟県小千谷市

 68人が死亡、約4800人が重軽傷を負った2004年の新潟県中越地震から23日で13年となり、被災した県内各地で追悼行事が開かれた。参加者らは発生時刻の午後5時56分に合わせて犠牲者に黙とうをささげ、「被災の記憶を次世代へ」との思いを新たにした。

 5人が犠牲となった旧山古志村(現長岡市)での追悼式には元村民ら約500人が参加した。台風の影響で冷たい雨が降る中、テントの下でキャンドルを点灯。発生時刻になると、復興を願って造られた「希望の鐘」が鳴り響いた。

 地震は2004年10月23日に発生。最大震度7を記録した。


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