臨床研究の万波氏「大きな意味」 「病気腎移植」先進医療承認で 

 厚生労働省の審査部会が条件付きで先進医療として承認した「病気腎移植」の臨床研究をしている宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)の万波誠医師は19日、病院内で取材に応じ、「今回の結果が、腎臓を提供してくれるがん患者の増加につながれば、移植を待つ患者にとって大きな意味がある」と喜んだ。

 万波氏はこれまで多くの事例を手掛けてきた。がん治療で取り出した腎臓を別の腎臓病患者に移植することから「捨てるはずの腎臓なら、移植を受ける患者は精神的にも経済的にも負担が少ない。画期的だ」と話した。


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