下校後も安全強化をと警視庁 有識者研究会が提言 

有識者研究会の提言書を受け取る警視庁の島根悟副総監(右)=25日午前

 子どもや女性を犯罪から守る方策の検討を続けてきた警視庁の有識者研究会は25日、学校の児童や生徒については、下校後に外出した際に被害に遭うことが多いとして、警察が保護者らと協力して安全確保に努めるよう求めるなどした提言をまとめた。

 研究会は東京都内の5警察署を抽出し、2014年1月から3年半の間に起きた事件を詳細に調査。平日に子どもが被害に遭ったのは登下校時が81件に対し、帰宅後が131件と約1・6倍に達した。被害に遭った場所は道路上や集合住宅の共用部分が目立った。


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