朝鮮半島の緊張回避を要求 韓国大統領、国連演説で 

 【ニューヨーク共同】韓国の文在寅大統領は21日、米ニューヨークの国連本部で、5月の就任後初となる国連総会の一般討論演説を行った。文氏は北朝鮮が6回目の核実験を強行し「われわれ全員に、言い知れぬ失望と怒りを抱かせた」と強く非難した。一方で北朝鮮への軍事的選択肢を排除しない米政権も念頭に、(朝鮮半島の)緊張を高める言動は自制すべきだとも強調した。

 文氏は演説で「過度に緊張を激化させたり、偶発的な軍事衝突で平和が破壊されたりしない」よう呼び掛け、「われわれは北朝鮮の(体制)崩壊は望まず、吸収統一も推進しない」との従来の立場を改めて強調した。


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