2017年9月21日 21:03 | 無料公開
政府、与党が臨時国会で安倍晋三首相による所信表明演説を行わず、冒頭で首相が衆院を解散するスケジュールを固めたことに野党は21日「憲法違反の疑いが極めて高い。解散権の乱用だ」(民進党の前原誠司代表)と批判を強めた。 前原氏は、野党4党が6月から憲法規定に基づいて臨時国会召集を求めてきた経緯に触れ「延ばしに延ばし、ようやく開くと思えば議論もせずに冒頭解散するのは許されない」と非難した。 共産党の志位和夫委員長は「前代未聞の党利党略、憲法違反の暴挙」と批判。社民党の又市征治幹事長は「仕事人内閣と言いながら何も仕事せず、解散するのは国会軽視も甚だしい」と述べた。