長雨で8月売上高に明暗 百貨店好調、スーパー苦戦 

 長雨、冷夏は百貨店に追い風、スーパーには逆風―。8月の全国百貨店売上高は前年同月比2・0%増、全国スーパー売上高は0・5%減と東日本を中心とした天候不順で明暗が分かれた。日本百貨店協会と日本チェーンストア協会が21日、それぞれ発表した。

 遠出を避け近場の百貨店で買い物を楽しむ人が増えた一方、気温が低かったことからスーパーでは、飲料やアイスなどが不振だった。

 百貨店は2カ月ぶりのプラスで全店ベースの売上高は約4127億円。長雨が続いた東京では秋物衣料や雨傘、雨具が好調だった。

 一方、スーパーは2カ月ぶりにマイナスに転じ、全店ベースの売上高は1兆779億円。


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