東京原油、5カ月ぶり高値 産油国の協調減産観測で 

 21日の東京商品取引所で、中東ドバイ産原油の先物価格が上昇した。指標の清算値(株価終値に相当)は1キロリットル当たりで前日比720円高の3万7740円を付け、約5カ月ぶりの高値水準となった。

 市場関係者によると、石油輸出国機構(OPEC)加盟国など産油国による協調減産の延長観測が高まり、需給が引き締まると考えられた。前日のニューヨーク原油先物相場が約4カ月ぶりの高値で取引を終えた流れを引き継いだという。

 東商取で値上がりしたのは、来年2月のドバイ産の現物価格を想定して売買される先物で、指標の中心限月と呼ばれる。


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