ボーイング、中国生産拠点を公開 海外初、来年末に稼働 

 【舟山共同】中国浙江省舟山市当局は20日、米航空機大手ボーイングの中国工場の建設現場を共同通信などに公開した。現在基礎工事の段階で、来年末までに稼働する予定。機体の塗装など最終工程を担い、年間100機を出荷できるという。

 市当局は、ボーイングにとって海外初の生産拠点と説明。ボーイングは新設により、拡大する中国の航空機需要を取り込みたい考えだ。

 工場は、米国内で組み立てた小型旅客機「737MAX」を取り扱う。機体の塗装などを行った上で、最終点検をして顧客に引き渡す。塗装などは中国国有企業、中国商用飛行機とボーイングの合弁会社が行い、出荷はボーイングが行う。


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