IS戦闘員家族に欧ロ南米の国籍 生活に不満、自ら渡航も 

キャンプに収容された外国人が生活していた場所の一つ、イラク北部モスル東部の街並み=14日(共同)

 【アルビル(イラク北部)共同】過激派組織「イスラム国」(IS)戦闘員の妻や子どもとみられ、イラク北部のキャンプに収容された外国人のうち、少なくとも35人がロシアや欧州、南米の国籍を持っていることが20日、イラク軍の内部情報で分かった。出身国の生活に不満を抱き、自らIS支配下に渡航した例もあり、過激思想の浸透ぶりが改めて示された。

 日本政府はイラク政府から「日本人は含まれていない」との回答を得ている。現場の避難民キャンプを担当する複数の関係者も、共同通信の取材に同じ内容を証言した。


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