国体選手の自殺、労災認定 岐阜の病院で長時間残業 

 岐阜県瑞浪市の病院に勤務していた鈴田潤さん=当時(26)=が自殺したのは長時間の残業が原因として、多治見労働基準監督署が労災認定したことが20日、分かった。鈴田さんはライフル競技の選手で、12年の岐阜国体で優勝した。

 同労基署によると、鈴田さんは13年からJA岐阜厚生連が運営する瑞浪市の病院で勤務。同9~12月に月100時間を超える残業が続いた。同12月に行方不明となり、14年1月、岐阜県外で車の中で自殺しているのが見つかった。

 遺族が16年12月、鈴田さんが職場で使っていたパソコンのデータや当直勤務の記録を提出し、労災申請した。


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