衝突誘発の運転手に実刑、札幌 2人死傷トレーラー事故 

 北海道千歳市で1月、大型トレーラーの荷台をわざと対向車線にはみ出させ、2人が死傷する事故を引き起こしたとして、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた洞爺湖町のトレーラー運転手高梨正志被告(34)に、札幌地裁は20日、禁錮2年8月(求刑禁錮3年6月)の判決を言い渡した。

 坂田正史裁判官は判決理由で「不必要なブレーキ操作で荷台を反対車線にはみ出させた」と述べ、「悪質な行為で結果は重大。反省や謝罪もない」と指摘した。

 弁護側は公判で「故意に滑らせる理由がない」と無罪を主張していた。


  • LINEで送る