小雨の中、流鏑馬の妙技に歓声 鎌倉・鶴岡八幡宮で 

 神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮で16日、鎌倉時代から800年以上続くとされる「流鏑馬神事」が奉納された。小雨がぱらつく中、狩装束に身を包んだ射手が矢を的に命中させると、参拝客や外国人観光客から「おー」と歓声が上がった。

 境内に特設された約250メートルの馬場を馬が駆け抜け、馬上の射手は等間隔で3カ所に置かれた一辺55センチの正方形の的を、次々に射抜いていった。

 初めて流鏑馬神事を見たという横浜市の会社員佐々木めいさん(33)は「人と馬が一体となって動き、想像よりも迫力があって感動した。来られて良かった」と声を弾ませた。


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