宝塚大劇場に新緞帳 夕べのひとときイメージ 

報道陣に公開された宝塚大劇場の新緞帳=15日午前、兵庫県宝塚市

 兵庫県宝塚市の宝塚大劇場に三つある緞帳の一つが新調され、15日、報道陣に公開された。新たな緞帳は午後の宙組公演で観客の前に登場。タカラジェンヌの華やかな舞台を彩る。

 はかま姿で緞帳の前に立った星組組長の万里柚美さんは「緞帳を色とりどりに染めていけるよう、今後も精進していく」と話した。

 西陣織の新緞帳は高さ9メートル、幅24メートル、重さ約1トンで、セレナーデ(小夜曲)と名付けられた。

 高砂熱学工業が寄贈し、織物の老舗メーカー、京都市の川島織物セルコンが制作。「夕べのひととき」をイメージした抽象的な図柄で、アールデコ調の柄と、三日月を描いた。


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