三井住友海上が損保買収 1750億円、アジア強化 

MS&ADホールディングスと三井住友海上火災保険のロゴ=2016年、東京都内(ロイター=共同)

 MS&ADホールディングスは24日、傘下の三井住友海上火災保険がシンガポールの損害保険最大手「ファーストキャピタル」を買収すると発表した。買収総額は約1750億円。国内市場は人口減少で頭打ちとなっており、成長を見込めるアジアでの事業を強化して収益拡大につなげる。

 カナダの金融大手フェアファクス・ファイナンシャル・ホールディングス傘下のファーストキャピタルの株式97・7%を買い取る。2018年3月までに完了する予定。

 ファーストキャピタルは1950年設立。従業員数は約160人で、アジアの大企業向けに強みを持つ。三井住友海上とは再保険の取引がある。


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