「右に傾き沈没」、長崎・平戸沖 事故調が聞き取り、台船浸水か 

 長崎県平戸市沖で22日、長崎市の砂利採取会社「葵新建設」所有の押し船と台船が沈没、乗組員2人が死亡し、船長が行方不明となった事故で、運輸安全委員会の村川圭介船舶事故調査官は23日、救助された男性乗組員3人がいずれも「船が右側に傾いて沈んだと説明した」と明らかにした。事故状況の聞き取り後、報道陣の取材に応じた。

 佐世保海上保安部は、台船の右側に何らかのトラブルが生じて海水が入り込んだ可能性もあるとみて、業務上過失致死容疑も視野に事故原因を調べる。船長竹谷和浩さん(48)=同県新上五島町=の捜索は23日午後も続いたが、船内を含め手掛かりはなかった。


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