聖火リレー、宮城・石巻出発を 村井知事が都知事に要望 

東京都の小池百合子知事(右)に聖火リレーの出発地を宮城県石巻市とするよう求める要望書を手渡す宮城県の村井嘉浩知事=22日午後、都庁

 宮城県の村井嘉浩知事は22日、東京都庁を訪れて小池百合子知事と会談し、2020年東京五輪・パラリンピックの聖火リレーは東日本大震災からの復興の象徴として同県石巻市を出発地とすることを要望した。被災者の励みになるよう、聖火が多くの被災地を巡る日程にすることも求めた。

 村井知事は、1964年東京五輪の聖火台が国立競技場の建て替え工事に伴い、石巻市に貸し出されていることにも触れ「震災で被害があった象徴的な地域が石巻市だ」と強調した。

 小池知事は「復興五輪を海外にもアピールしていくという意味で、申し出の件が成功することを願っている」と応じた。


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