防ごう、夏休み明けの自殺 各地に広がる子ども支援 

 夏休み明けに子どもの自殺が急増する問題を巡り、対策に取り組む動きが各地に広がっている。いじめや友人関係などに悩み、新学期の登校がつらい子の気持ちに「少しでも寄り添いたい」と各地の団体は電話やネットでの相談態勢を強化したり、施設を開放して居場所づくりをしたりするなど、力を入れる。

 きっかけは、2015年に内閣府が発表したデータ。1972~2013年の18歳以下の自殺者数を日付別に分けたところ、多くの地域で新学期が始まる日だった9月1日の前後が最多で、春休みや5月の連休の後も多いことが判明した。


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