警察官不起訴は不当と検審、福井 14年の交通事故 

 福井市で2014年、乗用車を運転中に軽乗用車と衝突し、相手の男性(36)を重体にさせたとして自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で書類送検された福井県警の男性警察官(22)について、福井検察審査会が19日までに、不起訴とした福井地検の処分を不当と議決したことが分かった。議決は9日付。

 事故は14年12月25日正午すぎ、福井市高柳1丁目の県道交差点で発生。青信号で右折しようとしていた男性の車と警察官の車が衝突し、男性が意識不明の重体となった。四肢まひなど回復の見込みがない障害が残ったという。当時、警察官は19歳で鯖江署に所属し、非番だった。


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