原水禁世界大会始まる、福島市 「原発再稼働反対を」 

 原水爆禁止日本国民会議などが主催する原水爆禁止世界大会が29日、福島市で始まった。東京電力福島第1原発事故の被災者や原爆の被爆者ら720人(主催者発表)が参加し「核と人類は共存できない。『福島には原発はいらない!』との声を大きくし、全国の原発の再稼働反対運動につなげていく」とのアピールを採択した。

 大会では、脱原発弁護団全国連絡会共同代表の海渡雄一弁護士が、各地で行われている原発再稼働停止を求める仮処分申し立ての状況を説明。「原発を止められるものなら止めたいという思いは多数派になっている。脱原発は真っ先に実現しなければならない」と強調した。


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