富士山頂まで健脚競う 過酷レースに2400人 

「富士登山競走」で山頂を目指しスタートするランナー=28日、山梨県富士吉田市

 世界文化遺産の富士山頂に、山梨県側の麓から駆け上がる「富士登山競走」が28日開かれ、国内外から集まった約2400人のランナーが健脚を競った。今年で70回目。気温差や登山道の険しさから「日本一過酷なレース」とされる。

 麓の富士吉田市役所から山頂まで標高差約3千メートル、全長21キロのコースには2391人が参加し、午前7時にスタート。霧がかかる登山道を駆け上がった。大会本部によると、1182人が途中棄権した。

 男子は、埼玉県朝霞市の五郎谷俊さん(24)が2時間31分34秒で初優勝。女子は、大阪府藤井寺市の吉住友里さん(31)が3時間1分17秒で初優勝した。


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