東京女子医大を家族らが提訴へ 「脳手術ミスで半身まひ」 

 東京都新宿区の東京女子医大病院で昨年、脳血管のバイパス手術を受けた男性(45)=練馬区=が医師のミスで脳に重い障害を負い左半身がまひしたとして、家族らが大学と担当医に計1億5千万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こすことが27日、家族への取材で分かった。

 訴状によると、男性は2015年11月にもやもや病と診断され、脳への血流を確保するため16年2月に東京女子医大病院で右動脈のバイパス手術を受けて退院した。同年4月に再入院し左動脈のバイパス手術、脳梗塞で一時意識不明になり、高次脳機能障害とまひが残った。

 東京女子医大は「コメントは控える」としている。


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