2017年7月27日 12:04 | 無料公開
政府地震調査研究推進本部の作業部会は27日、巨大地震が懸念される南海トラフ沿いで観測の空白域となっている高知県沖から宮崎県沖にかけての海底に、地震計や水圧計などの観測網を段階的に整備する必要があるとの報告書をまとめた。 地震や津波の発生をいち早く検知したり、プレート(岩板)の動きを日頃から把握したりする必要があると判断した。 整備と運用は主に防災科学技術研究所が担う。今後、装置のメーカーや有識者を交えて設置海域や規模を具体化する。文部科学省は2018年度予算の概算要求に調査費などを盛り込む方針。