リビア、条件付き停戦で合意 仏が仲介 

 【カイロ共同】国家分裂状態のリビア情勢を巡り、北西部の首都トリポリで事実上の統治を進めるシラージュ暫定首相と、対立勢力である有力軍事組織を率いるハフタル司令官が25日、フランスの仲介によりパリ郊外で協議した。ロイター通信によると、双方は条件付きの停戦で合意した。

 フランスのマクロン大統領は25日、双方は国民的和解に向けた共同宣言に合意したと述べた。

 リビアは2011年の中東民主化運動「アラブの春」でカダフィ独裁体制が崩壊後、治安が悪化し、民主化も停滞した。対立する二大勢力が条件付き停戦で合意したことで、民主化が再び動きだす可能性もある。


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