農林水産被害32府県で363億 梅雨前線や台風3号で 

 農林水産省は25日、7月の九州北部の豪雨など梅雨前線や台風3号による農林水産関係の被害額が32府県で363億円に上ったと発表した。25日午前10時までの報告を集計した。

 林地の荒廃は508カ所で138億円となり、用水路などの農業用施設が1991カ所で68億円、農地が4298カ所で65億円の被害が出た。32府県は福岡や大分のほか、秋田や新潟も含む。

 山本有二農相は25日の閣議後の記者会見で「被害の全容把握に努めたい」と述べた。


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