被災4県産米の酒が完成 売り上げ一部を復興支援に 

 東日本大震災や熊本地震の被害に遭った岩手、宮城、福島、熊本の4県のコメで仕込んだ日本酒が出来上がり、製造した福島県会津坂下町の「曙酒造」などの関係者が25日、福島県の内堀雅雄知事に手渡した。

 完成した純米大吟醸酒は、復興に向け各地の人々が絆を結んでほしいという思いを込めて「絆結」と名付けた。曙酒造の鈴木孝市専務(33)は「プライドに懸けていい酒を造った。飲みやすいフルーティーな酒だ」と胸を張った。

 4合瓶1本が2600円で、5千本の限定生産。売上金から1本当たり200円を被災4県の復興支援事業に寄付する予定。


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