大雨の秋田、2万人超に避難指示 道路寸断で孤立世帯も 

土砂崩れで寸断された国道105号=23日午前、秋田県大仙市南外(県提供)

 記録的な大雨が降った秋田県で23日、河川の氾濫や道路の冠水が相次ぎ、仙北市や横手市、大仙市などを中心に広い範囲で住宅が浸水した。道路の寸断で世帯の孤立も起きた。由利本荘市など3市1町は約9千世帯、約2万4千人に避難を指示。勧告も6市3町で約9万6千人となり、対象は一時、計12万人に上った。けが人の情報はない。

 秋田地方気象台によると、秋田市雄和では降り始めの22日未明から23日午前9時までの雨量は350ミリで、平年1カ月分の1・5倍となった。24日夕までの24時間雨量は県内の多いところで40ミリと予想され、注意を呼び掛けている。


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