韓国のダム責任者自殺 下流の浸水で批判か 

23日、浸水被害が出た地域で復旧作業にあたる韓国軍部隊の兵士ら=韓国中部、槐山(聯合=共同)

 【ソウル共同】韓国中部、忠清北道の槐山ダムの管理責任者である男性(59)が、23日までに自殺したとみられる遺体で見つかった。ダムは16日の集中豪雨で浸水被害が出た地域の上流にあり、被害はダムの放水が原因だとの批判が出ていた。

 同ダムは50年前に完工。貯水能力が低い一方、流入量が多く、管理する韓国水力原子力は「大雨なら1時間で満水になる」と説明。韓国では近年、豪雨被害が目立ち、半世紀前の基準で造られたダムが危険要因になっている。

 男性は20日、浸水地域の復旧ボランティア活動をした際に住民に詰問され、直後に所長を務める発電所で首をつっているのが見つかった。


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