2017年7月23日 18:08 | 無料公開
23日、浸水被害が出た地域で復旧作業にあたる韓国軍部隊の兵士ら=韓国中部、槐山(聯合=共同)
【ソウル共同】韓国中部、忠清北道の槐山ダムの管理責任者である男性(59)が、23日までに自殺したとみられる遺体で見つかった。ダムは16日の集中豪雨で浸水被害が出た地域の上流にあり、被害はダムの放水が原因だとの批判が出ていた。
同ダムは50年前に完工。貯水能力が低い一方、流入量が多く、管理する韓国水力原子力は「大雨なら1時間で満水になる」と説明。韓国では近年、豪雨被害が目立ち、半世紀前の基準で造られたダムが危険要因になっている。
男性は20日、浸水地域の復旧ボランティア活動をした際に住民に詰問され、直後に所長を務める発電所で首をつっているのが見つかった。