アフガン北部で診療再開 誤爆から2年、援助団体 

 【イスラマバード共同】ロイター通信によると、緊急医療援助団体「国境なき医師団(MSF)」は22日、2015年に米軍によりアフガニスタン北部クンドゥズの病院を誤爆された後初めて、同じクンドゥズで診療所の運営を再開した。

 クンドゥズにあったMSFの病院は15年10月、アフガン治安部隊による反政府武装勢力タリバンの掃討作戦を支援する米軍の空爆を受け、スタッフら42人が死亡、病院は破壊された。当時のオバマ米大統領が作戦上の過ちを認め、異例の謝罪をした。

 今回の診療所は軽傷者などの外来患者専門で規模は大きくないが、MSFは「非常に重要な前進だ」としている。


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